【PT1年目】新人理学療法士にオススメの本4選【これから読めばOK】

この記事はこんな人にオススメ

  • PTになったけど、どんな本で勉強したらいいか分からない
  • 急性期リハに特化した本が読みたい
  • 学校で購入した書籍以外に本を買い足したい

新人理学療法士さんは、学校で習ってきた知識を臨床で活用していく難しさに直面しがちです。

その時、先輩や上司からに教えてもらう機会も多いと思います。

しかし、一人で家で勉強している時には教えてくれる人はおらず、質の高い本で学習を進められるかが重要なポイントになります。

そこで今回は、僕自身も読んだ上で良いと感じた
急性期に特化した「新人理学療法士が臨床に出てから初めに読むべき本」を4冊紹介します。

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どれから読んでも、臨床に活かせるヒントがたくさん!
とても勉強になるよ!

目次

1年目の理学療法士にオススメの本

今回オススメするのは、こちらの4冊です。

  1. 内部障害理学療法学(医歯薬出版株式会社)
  2. 運動療法学(文光堂)
  3. 脳卒中理学療法の理論と技術(MEDICAL VIEW)
  4. 実践! 早期離床完全マニュアル(日本離床学会)

基本的には、担当症例にフィットする内容のものから読んでいただいてOKです!

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順番に、説明していきますね!

①内部障害理学療法学(医歯薬出版株式会社)

  • 商品名:最新理学療法講座 内部障害理学療法学
  • 出版社:医歯薬出版株式会社
  • 発売日:2021/3/1
  • 価格:5,280円
  • ページ数:340ページ
  • 著者:高橋 哲也

まず初めに紹介するのはコチラ。

内部障害理学療法学と聞くと、「内科のリハ」と想像する方が多いかも知れません。

しかし多くの疾患(例えば脳卒中や心大血管疾患)の背景には内科的な既往歴を有していることが多いです。

この本は特に

  • 呼吸
  • 循環
  • 代謝
  • がん

の4つにフォーカスして、目には見えない身体内部に起こる生理学的変化について解説してくれています。

呼吸不全や心不全などの疾患のない患者においても、理学療法を提供した際の運動負荷による身体内部の変化を捉えることができるようになります。

初学者向けに、分かりやすくカラーで写真も多く掲載されているので、文字だけでなくイメージでも理解できるようになっています。

こういった知識やイメージを付けることがリスク管理には非常に重要になります。

この本を読むと・・・
  • 内部障害を有する患者のリスク管理について分かるようになる
  • 運動療法を提供する時に起こる身体内部の生理学的変化がイメージ出来るようになる
  • リハ介入中に起こる患者の変化の「ナゼ?」に答えられるようになる
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僕は3年目にこの本を買いましたが「もっと早く買っておけばよかった…」と後悔しました。

この書籍は、下のボタンから購入可能です。

\ 早く読めば読むほどリスク管理が上手くなる /

運動療法学

  • 商品名:運動療法学 障害別アプローチの理論と実際
  • 出版社:文光堂
  • 発売日:2014/2/5
  • 価格:7,700円
  • ページ数:526ページ
  • 著者:市橋 則明

この本は、学生時代から使用している方も多いのではないでしょうか?

理学療法士の生業である「運動療法」全般についてが、障害別に分けられて読みやすいボリュームで網羅されています。

この本を読むだけで「この問題に対して、どんなことをすればいいのだろう?」という疑問に理論的に答えられるようになります。

特異的な疾患に対しては、他に詳細に書かれた書籍が多くありますが最も基本的な理論を抑えるにはこの本がベストです。

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今だに読むと新しい発見がありますし、学生指導や新人指導の基礎的な教育場面にもこちらを参考に説明させていただくことが多いです!

この本を読むと・・・
  • 運動療法の基本が”理論的”に分かるようになる
  • 障害別アプローチの目的を理解できるようになる
  • 自分の行なっている「理学療法」を言語化しやすくなる

\ 全ての理学療法士の基礎となる理論を網羅! /

脳卒中理学療法の理論と技術

  • 商品名:脳卒中理学療法の理論と技術
  • 出版社:MEDICAL VIEW
  • 発売日:2022/3/27
  • 価格:7,150円
  • ページ数:526ページ
  • 著者:吉尾 雅春 他

急性期で特に脳血管疾患の患者さんを担当する機会が多い方には非常にオススメです。

序章では脳の機能解剖から、神経路、各局在の特徴が詳細に書かれており、脳卒中リハのバイブル的存在の本です。

中盤以降は、脳卒中の患者さんへの理学療法を考える上で必要になるバイオメカニクスの知識や、急性期・回復期・生活期の各フェーズごとの介入目的やその理論的背景が書かれています。

現時点で最新の脳卒中治療ガイドライン2021に対応した治療内容になっており、安心して読み進めることができます。

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脳卒中患者を診る機会のある理学療法士は必須の本だと思います!個人的にはこの本のバイオメカニクスの部分は非常に分かりやすく、脳卒中以外のリハにも十分応用が効くものなので必見です!

この本を読むと・・・
  • 脳卒中患者を考える上で必要な神経学的知識が網羅的に理解できる
  • どういった理論で脳卒中患者の身体機能が改善していくのかが分かる
  • 装具療法や麻痺患者のバイオメカニクスに基づくことで治療の質を高められる

\ 脳卒中を診るなら絶対読むべき一冊! /

実践! 早期離床完全マニュアル

  • 商品名:実践!早期離床 完全マニュアル
  • 出版社:慧文社
  • 価格:2,860円
  • ページ数:約180ページ
  • 著者:日本離床研究会
  • ※復刻版のため、500冊限定で再販

急性期リハで早期離床を図るために確認する要素を網羅した一冊。

僕がPTになった時は、かなり多くの方が読んでいました。

重症患者を担当し、どのタイミングからどんなことに注意しながら離床を開始すればいいのかお悩みの方はとても参考になる一冊です。

1つ1つの項目も短くまとまっていて、サクサク読み進んでいけます。

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集中治療室(ICUやSCU、CCUなど)でリハをする機会があるなら、離床する・しないの判断材料になってくれる一冊です!

この本を読むと・・・
  • 離床を開始してもいいかどうかの判断基準を持つことができる
  • 呼吸・循環動態の評価などの基本を学ぶことができる
  • 離床することもメリット・デメリットを考慮した介入ができるようになる

\ 限定500冊の再販中!急いでGET!/

まとめ

1年目の理学療法士にオススメの4冊を紹介しました。

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今回紹介した本のタイトルをおさらいするね!

  1. 内部障害理学療法学(医歯薬出版株式会社)
  2. 運動療法学(文光堂)
  3. 脳卒中理学療法の理論と技術(MEDICAL VIEW)
  4. 実践! 早期離床完全マニュアル(日本離床学会)

新人理学療法士の内は小手先のスキルよりも、基本的な理学療法の理論や考え方を学ぶことに注力することをオススメします。

そのためには、今回紹介した本を使い学習を進め、急性期リハを担う理学療法士としての知識やスキルを高めていきましょう。

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この記事を書いた人

▶︎管理人保有資格
理学療法士(急性期勤務8年)、3学会合同呼吸療法認定士、
AHAのBLS/ACLSプロバイダー、福祉住環境コーディネーター2級

▶︎サイト方針
リハや医療介入を始める前に全医療職が知っておくべき「患者の全身状態把握」に役立つ知識・情報を発信中

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